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数理物理学

ガンマ関数ベッセル関数ルジャンドル多項式などの特殊関数に関する内容は「関数」カテゴリーで確認できます。

基本

座標系

ベクトル解析

数学的な厳密さは少し緩め、3次元に限定して物理学、工学専攻者レベルのベクトル解析を扱います。一般的な多変数解析、ベクトル解析は多変数ベクトル解析カテゴリーで扱います。

ベクトル解析では、スカラー関数 f=f(x,y,z)f = f(x,y,z)ベクトル関数 f(x,y,z)=(f1,f2,f3)\mathbf{f}(x,y,z) = \left( f_{1}, f_{2}, f_{3} \right) について扱います。ただし、物理学ではベクトル関数という表現よりも、単にベクトルと言うことも多いです。

物理学でスカラー関数としてよく使用される記法には、T,V,U,ϕ,ψT, V, U, \phi, \psi などがあります。スカラー関数はスカラー場scalar fieldとも呼ばれます。

T=T(x,y,z)T = T(x,y,z)

数式的には T(x,y,z)=2xy+z2T(x,y,z)=2xy+z^{2} のように表される関数であり、具体的な例として温度が挙げられます。3次元空間のある座標 (x,y,z)(x,y,z) が与えられた場合、その場所の温度はスカラー値なので、温度はスカラー関数として表されます。

ベクトル関数としてよく使用される記法には、A,B,v\mathbf{A}, \mathbf{B}, \mathbf{v} などがあります。ベクトル関数はベクトル場vector fieldとも呼ばれます。

A=A(x,y,z)=(Ax,Ay,Az)=Axx^+Ayy^+Azz^ \mathbf{A} = \mathbf{A}(x,y,z) = (A_{x}, A_{y}, A_{z}) = A_{x}\hat{\mathbf{x}} + A_{y}\hat{\mathbf{y}} + A_{z}\hat{\mathbf{z}}

数式的には A(x,y,z)=(xy,2y2,3xyz)=xyx^+2y2y^+3xyzz^\mathbf{A}(x,y,z) = \left( xy, 2y^{2}, 3xyz \right) = xy\hat{\mathbf{x}} + 2y^{2}\hat{\mathbf{y}} + 3xyz\hat{\mathbf{z}} のように表される関数であり、具体的な例として速度が挙げられます。3次元空間で動いているある物体の座標 (x,y,z)(x,y,z) が与えられた場合、その場所での物体の速度は3次元ベクトルなので、速度はベクトル関数として表されます。

しかし、物理学ではベクトル関数の変数が時間 tt に依存する場合を多く扱います。このときは次のように一変数ベクトル関数の形で表されます。x(t)=(x1(t),x2(t),x3(t))\mathbf{x}(t) = (x_{1}(t), x_{2}(t), x_{3}(t) ) とすると、

A(t)=A(x(t))=A(x1(t),x2(t),x3(t))=(A1(t),A2(t),A3(t)) \mathbf{A} (t) = \mathbf{A}(\mathbf{x}(t)) = \mathbf{A}(x_{1}(t), x_{2}(t), x_{3}(t) ) = \left( A_{1}(t), A_{2}(t), A_{3}(t) \right)

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テンソル解析

テンソル

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