機械学習における線形回帰モデルの最尤推定推定
📂機械学習機械学習における線形回帰モデルの最尤推定推定
定理
データxi∈Rnとそのラベルyi∈R間の関係が、次のような線形モデルであると仮定する。
yi=wTxi+ϵi,i=1,…,K(1)
K>nとすると、尤度が最大となるパラメータwMLは次の通りだ。
wML=(XTX)−1XTy
このとき、y=[y1⋯yK]Tであり、X=[x1⋯xK]T∈RK×nである。
説明
(1)でw∈Rnは母数パラメータであり、ϵi∼N(0,σ2)は[ガウスノイズ]である。ϵiがN(0,σ2)に従うと仮定したため、yi=wTxi+ϵiはN(wTxi,σ2)に従う。
yi∼N(wTxi,σ2)
最大尤度推定は、次を満たすwMLを見つけることである。
wML=wargmaxp(y∣w,X)
yiとyに対するwの尤度関数は次のようになる。
p(yi∣w,xi)=2πσ21exp[−2σ2(yi−wTxi)2]
p(y∣w,X)=i=1∏Kp(yi∣w,xi)=i=1∏K2πσ21exp[−2σ2(yi−wTxi)2]=(2πσ2)K/21exp[−2σ21i=1∑K(yi−wTxi)2]=(2πσ2)K/21exp[−2σ21∥y−Xw∥22]
尤度が指数関数で表現されるため、この場合は対数尤度を考慮することが計算において便利である。
wML=wargmaxlogp(y∣w,X)=wargmax(2πσ2)K/21(−2σ21∥y−Xw∥22)=wargmax(−∥y−Xw∥22)=wargmin∥y−Xw∥22
最小二乗法に従うと、wMLは次の通りだ。
wML=(XTX)−1XTy
参照