フリーグループとその部分群
📂位相データ分析フリーグループとその部分群
定理
Fをフリーなアーベル群としよう。
- [2]: もしFがランクnなら、Fの部分群R⊂Fはランクr≤nのフリーアーベル群だ。
- [3]: さらに、Fの基底e1,⋯,en∈Fと自然数t1,⋯,tkが存在し、次の三条件を満たす。
- (i): k≤rで、全てのiに対してti>1だ。
- (ii): t1e1,⋯,tkek,ek+1,⋯,erはRの基底だ。
- (iii): t1∣t2∣⋯∣tk。つまり、tiはti+1を割る。
e1,⋯,enがユニークである保証はないが、t1,⋯,tk>1たちは与えられたFとRによってユニークに決定される。
説明
定理で述べられるt1,⋯,tkは少し複雑に見えるが、実際にはk≤rやti>1のような説明を加える必要なく、単に
t1e1,⋯,trer
がRの基底で、t1,⋯,tr∈Nと言えばもっと明確になる。しかし、代数位相と関連した有限生成アーベル群の基本定理のように、最終的にk≤rを区別するためにこのように始める。
証明
1, [2]
射影マップを定義して具体的に示す。詳細な証明は省略するので、Munkresを参照してほしい。
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[3]
定理1, [2]により、ランクnのフリーアーベル群Fの部分群R⊂Fはフリーアーベル群であり、ランクはr≤nだ。RがFの部分群なので、inclusionな同型写像f:R→Fを定義し、Rの基底a1,⋯,arとFの基底e1,⋯,enを選ぼう。
スミス標準形の同型写像: フリーアーベル群G、G′のランクがそれぞれn,mであり、gが同型写像なら、次のような行列を持つ同型写像gが存在する。
d1000⋮00⋱00⋮000dr0⋮00000⋮0⋯⋯⋯⋯⋱⋯0000⋮0∈Zm×n
ここでd1,⋯,dr∈Nであり、d1∣⋯∣dr、つまりdkはdk+1の除数divisorでなければならない。
fは単射、つまりモノモーフィズムmonomorphismなので、fの行列(λij)にゼロ列zero Columnが存在することはありえない。この同形写像fに対し、d1∣⋯∣drであることと
d1000⋮00⋱00⋮000dr0⋮00000⋮0⋯⋯⋯⋯⋱⋯0000⋮0
を持つ行列を持つ同形写像g:R→Fが存在し、具体的にi=1,⋯,rについて
g(ai)=diei
である。g(ai)=aiであるため、b1e1,⋯,brerはRの基底だ。
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