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ジュリアで条件文を簡潔に書く方法 📂ジュリア

ジュリアで条件文を簡潔に書く方法

概要

ジュリアで、<condition> && <statement><condition>が真のとき<statement>が実行される。関数としては真の場合<statement>の結果が返され、偽の場合<statement>は評価evaluationさえされない。

効率的かつ簡潔にコードを書くことができる一方で、可読性が落ちる可能性がある点は受け入れなければならない。また、自分が好んで使わないとしても、他人が書いたコードを読むためには理解しておく必要がある。何の文脈もなく突然出てきたとき、このような文法を知らないと全く理解できない。

参照

コード

基本使用例

julia> num = []
Any[]

julia> iseven(2) && push!(num, 2)
1-element Vector{Any}:
 2

2は偶数なので、push!(num, 2)が評価され空の配列num2が入った。

リターン

julia> check = iseven(4) && push!(num, 4)
2-element Vector{Any}:
 2
 4

julia> check
2-element Vector{Any}:
 2
 4

&&も関数として何らかの値をリターンできる。この時、checkcheck = push!(num, 4)をリターンされたと見ることができる。

julia> check = iseven(5) && push!(num, 5)
false

julia> num
2-element Vector{Any}:
 2
 4

julia> check
false

一方で<statement>が偽の場合、<statement>は評価されず&&自体がfalseをリターンした。

否定

julia> iseven(6) || push!(num, 6)
true

&&の代わりに||を使用する。

全コード

num = []
iseven(2) && push!(num, 2)

check = iseven(4) && push!(num, 4)
check

check = iseven(5) && push!(num, 5)
num
check

iseven(6) || push!(num, 6)

環境

  • OS: Windows
  • julia: v1.6.3