伊藤等距離等式
📂確率微分方程式伊藤等距離等式
定理
すべてのf∈m2[a,b]に対して、次の等式が成り立つ。
E(∫abfdWt)2=E[∫abf2dt]
説明
積分記号の外の二乗 2 が渡るのも正しいが、積分因子 dWt と dt が変わることにも注意する必要がある。
証明
戦略: 初等過程のシーケンス {ϕn}n∈N についてのみ示せば、イート積分の定義に従って自然に ϕn→f∈m2 に一般化されるので、初等過程 ϕn だけ考えれば十分である。一つの n0∈N を固定し、ϕ:=ϕn0 とする。
ϕ(t,ω):=j=0∑k−1ej(ω)χ[tj,tj+1)(t),a=t0<⋯<tk=b
束縛されたbounded初等過程 ϕ が上記のように現れるとする。
ΔWj:=Wtj+1−Wtj とすると、Wt がウィーナープロセスであるため
E[eiejΔWiΔWj]={0E[ej2]⋅(tj+1−tj),if i=j,if i=j
また、i=j であれば ΔWi⊥ΔWj なので
E(∫abϕdWt)2===i,j∑E[eiejΔWiΔWj]j∑E[ej2](tj+1−tj)E[∫abϕ2dt]
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