ディラックのデルタ関数のフーリエ変換
📂フーリエ解析ディラックのデルタ関数のフーリエ変換
式
関数 f(x) のフーリエ変換を f^(ξ)=F[f](x)=∫−∞∞f(x)e−iξxdx とする。ディラックのデルタ関数 δ(x) のフーリエ変換は、以下の通りである。
δ^(ξ)=F[δ](ξ)=1
δ(x−y) のフーリエ変換は
F[δ(⋅−y)](ξ)=e−iξy
説明
フーリエ変換の定義によって、前の定数は 1 や 2π1 などになることがある。
証明
デルタ関数の性質 f(x0)=∫−∞∞f(x)δ(x−x0)dx により、
F[δ](ξ)=∫−∞∞δ(x)e−iξxdx=e−iξx∣x=0=1
F[δ(⋅−y)](ξ)=∫−∞∞δ(x−y)e−iξxdx=e−iξx∣x=y=e−iξy
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