クーロンの法則と電場
📂電磁気学クーロンの法則と電場
クーロンの法則
固定された点電荷 qから距離
だけ離れたところにある試験電荷Qが受ける力をクーロン力といい、その式は次の通りである。
F=4πϵ01
2qQ
これをクーロンの法則Coulomb’s lawという。

説明
クーロンの法則は繰り返しの実験から得られた実験法則である。だから数学的に証明することはできない。数学の公理みたいに考えると、理解しやすいだろう。ϵ0は真空中の誘電率permittivity of free spaceで、その値は8.85×10−12N⋅m2C2である。一方、文の上部の式は国際単位系système international, SIで表されている。ガウス単位系Gaussian systemで表すと、以下のようになる。
F=
2qQ
これは、国際単位系の前に比例定数を1に置き換えるものである。つまり、4πϵ01≡1ということである。言い換えると、国際単位系をガウス単位系に簡単に変換する方法は、ϵ0を4π1に置き換えればいい。
電場

点電荷分布
今、試験電荷Qの周りにいくつかの点電荷があるとしよう。その場合、Qが受ける力は単純に各点電荷から受ける力を線形に足すだけでよい。つまりQとq1の相互作用はq2,q3,…に影響されないという意味である。これを重ね合わせの原理superposition principleという。
F=F1+F2+⋯+Fn=4πϵ01
12q1Q
1+4πϵ01
22q2Q
2+⋯+4πϵ01
n2qnQ
n=Q(4πϵ01
12q1
1+4πϵ01
22q2
2+⋯+4πϵ01
n2qn
n)=QE
ここで、括弧内の部分を源電荷q1, q2, ⋯, qnたちが作る電場electric fieldと定義し、Eと表示する。
E(r)=4πϵ01i=1∑n
i2qi
i
連続電荷分布

電荷が連続的に分布している場合は、合計の代わりに積分で表される。
∑→∫E(r)=4πϵ01∫
21
dq
線電荷の場合はdq=λdl′。ここでλは線電荷密度である。線電荷が作る電場は以下のようである。
E(r)=4πϵ01∫P
2λ(r′)
dl′
面電荷の場合はdq=σda′。ここでσは面電荷密度である。面電荷が作る電場は以下のようである。
E(r)=4πϵ01∫S
2σ(r′)
da′
体積電荷の場合はdq=ρdτ′。ここでρは体積電荷密度である。体積電荷が作る電場は以下のようである。
E(r)=4πϵ01∫V
2ρ(r′)
dτ′