ルジャンドル多項式の生成関数
📂関数ルジャンドル多項式の生成関数
定理
ルジャンドル多項式の生成関数は次の通りだ。
Φ(x,t)=1−2xt+t21=l=0∑∞Pl(x)tl,∣t∣<1
説明
簡単に言えば、ルジャンドル多項式の生成関数はルジャンドル多項式Pl(x)を係数として持つ多項式だよ。
補助定理
関数Φ(x,t)=1−2xt+t21は下の微分方程式の解だ。
(1−x2)∂x2∂2Φ−2x∂x∂Φ+t∂t2∂2(tΦ)=0
証明
単に微分して足すだけで簡単に示せるので、詳細な計算過程と説明は省略する。
∂x∂Φ=t(1−2xt+t2)−23
∂x2∂2Φ=3t2(1−2xt+t2)−25
∂t∂(tΦ)=(1−2xt+t2)−21−(t2−xt)(1−2xt+t2)−23
∂t2∂2(tΦ)=−(3t−2x)(1−2xt+t2)−23+3(t3−2xt2+x2t)(1−2xt+t2)−25
だから、
(1−x2)∂x2∂2Φ−2x∂x∂Φ+t∂t2∂2(tΦ)=3(t2−x2t2)(1−2xt+t2)−25−2xt(1−2xt+t2)−23−(3t2−2xt2)(1−2xt+t2)−23+3(t4−2xt3+x2t2)(1−2xt+t2)−25=−3t2(1−2xt+t2)−23+3t2(1−2xt+t2)(1−2xt+t2)−25=−3t2(1−2xt+t2)−23+3t2(1−2xt+t2)−23=0
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証明
Φ(x,t)=1−2xt+t21がルジャンドル多項式の生成関数であることを示すためには、生成関数の定義によりΦ(x,t)をtに関して多項式として表した時に係数がルジャンドル多項式であることを確認すればいい。まずy≡2xt−t2で置換すると、
Φ(y)=1−y1=(1−y)−21.
負の二項級数
(1−x)−α=1+αx+2!α(α+1)x2+3!α(α+1)(α+2)x3+⋯
すると、負の二項級数の公式により以下の通りだ。
Φ(y)=(1−y)−21=1+21y+2!21⋅23y2+⋯=1+21(2xt−t2)+83(2xt−t2)2+⋯=1+xt−21t2+83(4x2t2−4xt3+t4)+⋯=1+xt+(23x2−21)t2+⋯=f0(x)+f1(x)t+f2(x)t2+⋯=l=0∑∞fl(x)tl
次に、上の級数を微分方程式(1)に代入してみると以下を得る。
0=(1−x2)∂x2∂2(l=0∑∞fl(x)tl)−2x∂x∂(l=0∑∞fl(x)tl)+t∂t2∂2(tl=0∑∞fl(x)tl)=(1−x2)l=0∑∞fl′′(x)tl−2xl=0∑∞fl′(x)tl+l=0∑∞l(l+1)fl(x)tl=l=0∑∞[(1−x2)fl′′(x)−2xfl′(x)+l(l+1)fl(x)]tl
この式はtにおける恒等式なので、各tlの係数は全て0でなければならない。従って、次を得る。
(1−x2)fl′′(x)−2xfl′(x)+l(l+1)fl(x)=0
これはルジャンドル微分方程式で、解はルジャンドル多項式だ。だからfl(x)=Pl(x)はΦはルジャンドル多項式の生成関数だ。
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