ラドン逆変換:フィルタリングバックプロジェクション(FBP)
📂トモグラフィラドン逆変換:フィルタリングバックプロジェクション(FBP)
定理
f:R2→Rについて、次の式が成り立つ。
説明
フィルタードバックプロジェクション公式とも言う。
fのラドン変換Rfが与えられた時、フーリエ変換とバックプロジェクションを使ってfを得られるということだ。つまり、ラドン変換にフーリエ変換を適用し、∣S∣を乗じた後、再びフーリエ逆変換を適用し、バックプロジェクションを行うことがラドン逆変換ということ。
証明
フーリエ逆変換の定理により、次が成り立つ。
- f(x,y)=F2−1F2f(x,y)
ここで、F2は2次元フーリエ変換だ。フーリエ逆変換の定義により、上記の式の右辺は次のようになる。
- 4π21∫−∞∞∫−∞∞F2f(X,Y)ei(xX+yY)dXdY
直交座標(X,Y)を極座標(S,θ)で表す。すると、X=Scosθ、Y=Ssinθになる。そして、次が成り立つ。
- ∂S∂X∂S∂Y∂θ∂X∂θ∂Y=∣S∣
従って、dXdY=∣S∣dSdθであり、上記の積分を極座標で表すと次のようになる。
- 4π21∫0π∫−∞∞F2f(Scosθ,Ssinθ)eiS(xcosθ+ysinθ)∣S∣dSdθ
フーリエスライス定理
F2f(Scosθ, Ssinθ)=F(Rf)(S, θ)
それにより、フーリエスライス定理により、上記の式は次のようになる。
- 2π12π1∫0π∫−∞∞F(Rf)(S, θ)eiS(xcosθ+ysinθ)∣S∣dSdθ
青く塗られた部分は、フーリエ逆変換の定義により、次のようになる。
- 2π1∫0πF−1[∣S∣F(Rf)(S, θ)](xcosθ+ysinθ, θ)dθ
バックプロジェクション
Bf(x,y):=∫0πf(xcosθ+ysinθ, θ)dθ
そして、上記の式は、バックプロジェクションの定義により、次のようになる。
- 21B{F−1[∣S∣F(Rf)(S, θ)]}(x,y)
従って、次を得る。
- f(x,y)=21B{F−1[∣S∣F(Rf)(S, θ)]}(x,y)
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