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非線形一階偏微分方程式の表記法 📂偏微分方程式

非線形一階偏微分方程式の表記法

表記法1

非線形1次偏微分方程式は次のように表記される。

F(Du,u,x)=F(p,z,x)=0 \begin{equation} F(Du, u, x) = F(p, z, x) = 0 \label{eq1} \end{equation}

  • ΩRn\Omega \subset \mathbb{R}^{n}開集合
  • xΩx\in \Omega
  • F:Rn×Rn×ΩˉRF : \mathbb{R}^n \times \mathbb{R}^n \times \bar{ \Omega } \to \mathbb{R}は与えられた関数
  • u:ΩˉRu : \bar{ \Omega } \to \mathbb{R}FFの変数だ

説明

非線形1次偏微分方程式 FFを解くとは、与えられたFFに対してF=0F=0を満たす変数uuを見つけることだ。この時xxは時間と空間を両方含む変数だとしよう。

x=(x1,,xn=t) x=(x_{1}, \dots, x_{n}=t)

この関数FFは次のように表記される。

F=F(p,z,x)=F(p1,,pn,z,x1,,xn) F=F(p, z, x)=F(p_{1}, \dots, p_{n}, z, x_{1}, \cdots, x_{n})

  • p=Du(x)Rnp=Du(x) \in\mathbb{R}^n
  • z=u(x)Rz=u(x)\in \mathbb{R}
  • xΩˉx\in \bar{ \Omega }

そして関数FFは十分に滑らかであり偏微分可能と仮定する。一般的にそうだから特に強い条件ではない。それで、各変数に対するFFの勾配は次のようになる。

{DpF=(Fp1, , Fpn)DzF=FzDxF=(Fx1, , Fxn) \begin{cases} D_{p} F=(F_{p_{1}},\ \cdots,\ F_{p_{n}}) \\ D_{z}F=Fz \\ D_{x}F=(F_{x_{1}},\ \cdots,\ F_{x_{n}} )\end{cases}

クレロの方程式をこの表記法で示すと次のようになる。

F(Du, u, x)=xDu+f(Du) F(Du,\ u,\ x)=xDu+f(Du)

境界値問題

よく微分方程式(eq1)\eqref{eq1}は境界条件と一緒に与えられる。その場合には次のように表記される。

F(Du, u, x)=0in Ωu=gon Γ \begin{align*} F(Du,\ u,\ x)&=0 && \text{in } \mathbb{\Omega} \\ u&=g && \text{on } \Gamma \end{align*} この時、ΓΩ,g:ΓR\Gamma \subset \partial \Omega, g : \Gamma \to \mathbb{R}だ。


  1. Lawrence C. Evans, Partial Differential Equations (2nd Edition, 2010), p91-92 ↩︎