S-L問題における固有値と固有関数
📂ルベーグ空間S-L問題における固有値と固有関数
定義
もしシュツルム・リウヴィル微分方程式
[p(x)u′(x)]′+[q(x)+λw(x)]u(x)=0
が0と異なる解u∈Lr2(a,b)を持つなら、λを固有値と言い、それに対応するuを固有関数という。
説明
まず、重み関数がw(x)=1だとしよう。すると、(1)は以下のように書ける。
⟹p(x)u′′(x)+p′(x)u′(x)+q(x)u(x)+λu(x)=−p(x)u′′(x)−p′(x)u′(x)−q(x)= 0 λu(x)
ここで、オペレーターD:C2[a,b]→C[a,b]を次のようにする。
Du(x):=−p(x)dx2d2u(x)−p′(x)dxdu(x)−q(x)u(x)
すると、(2)は以下のように表せる。
Du=λu
λをS-L問題での固有値とし、uをそれに対応する固有関数とする。