logo

エルミート多項式 📂数値解析

エルミート多項式

定義

確率論者のエルミート多項式

Hen:=(1)nex22dndxnex22 H_{e_{n}} := (-1)^{n} e^{{x^2} \over {2}} {{d^{n}} \over {dx^{n}}} e^{- {{x^2} \over {2}}}

物理学者のエルミート多項式

Hn:=(1)nex2dndxnex2 H_{n} := (-1)^{n} e^{x^2} {{d^{n}} \over {dx^{n}}} e^{-x^2}

基本的な性質

エルミート多項式は二つの形が使われ、Hn(x)=2n2Hen(2x)H_{n} (x) = 2^{{n} \over {2}} H_{e_{n}} \left( \sqrt{2} x \right)の関係を持つ。

再帰公式

  • [0]: Hn+1(x)=2xHn(x)Hn(X)H_{n+1} (x) = 2x H_{n} (x) - H_{n} ' (X)

直交集合

  • [1] 関数の内積: <f,g>:=abf(x)g(x)w(x)dx\displaystyle \left<f, g\right>:=\int_a^b f(x) g(x) w(x) dxに対するウェイトをwwとして、w(x):=ex2\displaystyle w(x) := e^{-x^2}直交集合になる。

説明

n=0,,3n = 0, \cdots , 3に対する物理学者のエルミート多項式は次のように表される。

H0(x)=1H1(x)=2xH2(x)=4x22H3(x)=8x312x \begin{align*} H_{0} (x) =& 1 \\ H_{1} (x) =& 2x \\ H_{2} (x) =& 4 x^2 - 2 \\ H_{3} (x) =& 8 x^3 - 12x \end{align*}

確率論者のエルミート多項式はエルミート微分方程式y’’xy+2ny=0y’’ - x y ' + 2 n y = 0の解としても定義される。

Hn(xk)=0H_{n} ( x_{k} ) = 0を満たすエルミート・ノードxkx_{k}クローズドフォームは残念ながら知られておらず、現在も数値計算で求められている。