Rでの切り上げ、切り捨て、特定の桁数への四捨五入
概要
ceiling()
関数は切り上げを、floor()
関数は切り下げを行う。このような関数は統計を扱うRで必要ないように見えるが、データを扱う時に意外と便利である。
説明
trunc()
関数は小数点以下を全て捨てるが、$0$により近い側に値を返す。round()
関数とsignif()
関数はともに桁数を残すが、round()
は小数点以下に注目し、signif()
は数全体を考慮する点が異なる。普通はround()
を使用するだろうが、結果がきれいに揃って出てほしい場合はsignif()
関数が必要である。
そんな関数で一つ一つ数を合わせるのではなく、プロジェクト全体で桁数を変更したい場合はoptions()関数を使用する。オプションdigits
に求める桁数を書くと、全ての実数が指定された桁数で出力される。