logo

位相空間におけるホモトピー 📂位相幾何学

位相空間におけるホモトピー

定義 1

二つの位相空間 X,YX,Yについて、全単射 f:XYf : X \to Yが存在し、ffとその逆関数 f1f^{-1}が共に連続関数ならば、ff位相同型写像homeomorphismと呼び、二つの位相空間位相同型homeomorphicであるという。

定理

以下の命題は互いに等価だ。

  • (1): f:XYf : X \to Yは位相同型写像だ。
  • (2): f1:YXf^{-1} : Y \to Xは位相同型写像だ。
  • (3): f:XYf : X \to Yは閉関数でありながら連続の全単射だ。
  • (4): f:XYf : X \to Yは開関数でありながら連続の全単射だ。

説明

距離空間で定義されたものと同様に、位相同型の概念も簡単に拡張できる。連続関数を学ぶ理由そのものと見ても良い。

特に(3)、そして特に(4)が良い理由は、逆関数に対するチェックが不要なためだ。開関数と閉関数の性質から簡単に推論されて、逆関数が連続でなければならない条件を代わりに満たしてくれる。

特に、f,f1f,f^{-1}が微分可能ならば、微分同型写像diffeomorphism, ディフィオモルフィズムと呼ぶ。

参照


  1. Munkres. (2000). Topology(2nd Edition): p105. ↩︎