英語の論文を書く時、And、But、Soで文章を始めない
説明
論文の作成時に and, but, so で文を始めることは望ましくない。まず、この三つの単語はすべて「接続詞」であり、文法的に正しくないからである。接続詞は二つの文を一つの文に続けるために使用されるため、前の文にピリオドが付いた場合、and/but/so で次の文を始めてはならない。もちろん会話や口語体、非公式な書き方では多用されるが、論文や公式な文書では使用されない。別々の二つの文を続けるときは「接続副詞」を使用しなければならない。
特に and/but/so はそれぞれ「そして」「しかし」「したがって」と翻訳されるが、日本語ではこれらは接続副詞であり、日本人の立場からすると and/but/so で自然に文を始めることになるので注意が必要である。また、二つの文が論理的にしっかりと接続されている場合には、必ずしも接続副詞を使用する必要はない。これは日本語の書き方でも同様で、接続副詞を乱用すると下記のような低レベルな文章になってしまう。
今日はチョルスの家に行った。そしてビールを飲んだ。ところでチキンも一緒に食べた。だからお腹がいっぱいだ。
この内容は絶対値関数を思い浮かべれば簡単に思い出せる。
$$ \text{And/But/So로 시작하지 않는다} (\times) \implies \operatorname{abs}(x) $$
and の代わりに次のような表現が使用できる。
- Moreover
- Furthermore
- Additionally
- In addition
but の代わりに次のような表現が使用できる。
- However
- Meanwhile
- Nevertheless
- On the other hand
so の代わりに次のような表現が使用できる。
- Therefore
- Then
- Thus
- Hence
- Accordingly
例文
and: 例えば $g$ が円の内部に制限されていて、円の内部で $A \cos n\theta$ ($n \gt 0$) の値を持つとしよう。
For example, consider $g$ to be confined to a circle, and let it have the value $A \cos n\theta$ in the circle, where $n \gt 0$.1
but: 式 $(3)$ は二つの変数に対する積分方程式だが, 次のようにして一つの変数に対する積分方程式に縮小することができる。
Equation (3) is an integral equation in two variables, but it may be reduced to a set of integral equations in one variable as follows.1
so: $f(p, \phi)$ は単位円内の極座標 $(p, \phi)$ に対する関数だから, フーリエ級数に展開することができる。
Now $f(p, \phi)$ is a function of polar coordinates $(p, \phi)$ in the unit circle, so it may be expanded in a Fourier series:1