スムーズ素数
📂整数論スムーズ素数
定義
- 素数pが多くの約数を持っている場合、(p−1)であればpをスムースな素数と言う。
- B以下の素数の積で表される数を**B-スムース数**と言う。
- ψ(X,B)は、X以下のB-スムース数の個数を表す。
説明
スムースな素数の例としてp=37を考えると、(p−1)はp−1=36=2232のような細かい素数の積で表される。スムースという概念は、暗号学が発展するにつれて、暗号化に適さない 素数を表すために導入されたものと考えても良い。
5-スムース数の例として
2,3,4,5,6,8,9,10,12,15,16,18⋯
があり、5-スムース数ではない例として
7,11,13,14,17,19,21,22,23,26,28,29,31,33⋯
がある。
ψ:N2→N0は典型的なカウント関数で、例えばψ(25,5)を考えると、25以下の5-スムース数は2,3,4,5,6,8,9,10,12,15,16,18,20,24,25で15個ある。したがって、ψ(25,5)=15のように表すことができる。