ユークリッドの完全数公式の導出
📂整数論ユークリッドの完全数公式の導出
公式
2p−1が素数ならば、2p−1(2p−1)は完全数だ。
説明
全ての完全数がその形をしているかは確かではないが、その形は必ず完全数だ。
例えば素数(22−1)=3について22−1(22−1)=6は完全数だ。完全数とメルセンヌ素数がこのような関係を持っているのは、メルセンヌ素数の等比級数展開からある程度推測できた。
導出
2p−1が素数であるため、2p−1(2p−1)の約数は
1,2,⋯,2p−1(2p−1),2(2p−1),⋯,2p−2(2p−1)
二つの類に分けられる。等比数列の和の公式によって
1+2+⋯+2p−1=2−12p−1=2p−1
同様に
(2p−1)+2(2p−1)+⋯+2p−2(2p−1)=(2p−1−1)(2p−1)
二つを足すと
2p−1+(2p−1−1)(2p−1)=2p−1(2p−1)
よって、2p−1(2p−1)は完全数だ。
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