分数関数の逆関数と二次正方行列の逆行列の形
📂行列代数分数関数の逆関数と二次正方行列の逆行列の形
定理
- 分数関数 f(x)=cx+dax+b の逆関数は
f−1(x)=−cx+adx−b
- 2次 正方行列 [acbd] の逆行列は
ad−bc1[d−c−ba]
説明
単なる偶然かもしれないが、そんな偶然を見つけるのも数学の楽しみだ。行列が教科書からなくなったって、まだまだ役に立つ事実ではある。
証明
⟹⟹⟹⟹⟹⟹y=cx+dax+b(cx+d)y=ax+b(cy+d)x=ay+bcxy+dx=ay+b(cx−a)y=−dx+by=cx−a−dx+by=−cx+adx−b
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