特異値分解による最小二乗法
📂行列代数特異値分解による最小二乗法
アルゴリズム
A∈Cm×n とベクターb∈Cmに対してrankA=nであり、Ax=bの最小二乗解をx∗とする。
Step 1. 特異値分解
A=UΣV∗を満たす直交行列Uと対角行列Σとユニタリ行列Vを見つける。
Step 2.
特異値分解から得たUを通じて射影P:=UU∗を求める。
Ax∗=Pbであるため、UΣV∗x∗=UU∗bであり、両辺の左にU∗をかけてΣV∗x∗=U∗bを得る。
Step 3.
y:=U∗bを計算してΣV∗x∗=yを得る。
Step 4.
ΣV∗x∗=yをw:=V∗x∗と置いて、wに対する方程式Σw=yの解を求める。
Step 5.
Vはユニタリ行列なのでx∗=Vwを計算する。