QR分解による最小二乗法
📂行列代数QR分解による最小二乗法
アルゴリズム
A∈Cm×n とベクトル b∈Cm について、rankA=n であり、Ax=b の最小二乗解を x∗ とする。
ステップ 1. QR 分解
A=QR を満たす直交行列 Q と上三角行列 R を求める。
ステップ 2.
QR 分解で得た Q を使って正射影 P:=QQ∗ を求める。Ax∗=Pb なので QRx∗=QQ∗b となり、両辺の左に Q∗ を乗じて Rx∗=Q∗b を得る。
ステップ 3.
y:=Q∗b を計算して Rx∗=y を得る。
ステップ 4. 逆代入法
R は上三角行列なので、逆代入法を使って方程式 Rx∗=y の解 x∗ を求める。