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線形代数学におけるフラグとは? 📂線形代数

線形代数学におけるフラグとは?

定義1 2

nn次元 ベクトル空間 VVの部分空間の列{Wi}\left\{ W_{i} \right\}が以下の式を満たすとき、これをフラッグflagと呼ぶ。

{0}=W0W1W2Wk1Wk=V \left\{ \mathbf{0} \right\} = W_{0} \lneq W_{1} \lneq W_{2} \lneq \cdots \lneq W_{k-1} \lneq W_{k} = V

定義により、以下が成立する。

0=dimV0<dimV1<dimV2<<dimVk1<dimVk=n 0 = \dim V_{0} \lt \dim V_{1} \lt \dim V_{2} \lt \cdots \lt \dim V_{k-1} \lt \dim V_{k} = n

説明

flags.jpg

フラッグと名付けた理由は、式を見たときに、まるで旗を立てたように見えるからだ。写真出典3

定義により、明らかにknk \le nで、dimVi=i\dim V_{i} = iするとき(つまりk=nk=nのとき)コンプリートフラッグcomplete flag、そうでなければパーシャルフラッグpartial flagと呼ぶ。

di=dimVid_{i} = \dim V_{i}とするとき、列{di}\left\{ d_{i} \right\}をフラッグのシグネチャーsignatureと呼ぶ。

関連項目

フィルトレーション

A1A2An A_{1} \subset A_{2} \subset \cdots \subset A_{n} \subset \cdots 一般に、数学全般で、上記のようにネステッドシーケンスNested Sequenceを形成する構造をフィルトレーションFiltrationと呼ぶ。