ランプ関数
📂関数ランプ関数
定義
以下の関数をランプ関数ramp functionと呼ぶ。
R(x):={x0x>0x≤0

複数の定義方法
次のように、複数の方法で定義される。
R(x):={x0x>0x≤0=max{0,x}=xH(x)=2x+∣x∣=H(x)∗H(x)=∫−∞xH(ξ)dξ
H(x)は単位ステップ関数を、∗は畳み込みを意味する。
説明
妖精の住むランプlampではなく、坂道rampを意味する。関数のグラフが坂道のように見えるためである。
電気工学、信号処理で主に使われる関数で、ランプフィルターやランプ信号などの名前で呼ばれる。機械学習では、ReLUrectified linear unit, ReLUと呼ばれる。この文書ではランプ関数そのものについて説明し、活性化関数としての意味はReLUの文書で説明される。
性質
ランプ関数の導関数は単位ステップ関数である。単位ステップ関数の導関数はディラックのデルタ関数であるため、ランプ関数の二階導関数はデルタ関数である。
R′(x)=H(x)andR′′(x)=H′(x)=δ(x)
参照