量子力学における角運動量演算子
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角運動量演算子は角運動量の古典的定義から自然に誘導される。
l=r×p(1)
ここでr=(x,y,z)、p=(px,py,pz)とすれば、角運動量l=(lx,ly,lz)の各成分は次のようになる。
lx=ypz−zpy,ly=zpx−xpz,lz=xpy−ypx
上の式に従って、角運動量演算子は位置演算子Xと運動量演算子Pで自然に定義できる。
定義
波動関数の角運動量演算子angular momentum operatorL=(Lx,Ly,Lz)を次のように定義する。
Lx:=YPz−ZPyLy:=ZPx−XPzLz:=XPy−YPx
説明
運動量演算子が具体的にPj=−iℏ∂xj∂なので、角運動量演算子は次の通り。
L=−iℏr×∇,r=(X,Y,Z)
このとき、∇=(∂x∂,∂y∂,∂z∂)はデル演算子だ。3次元で運動量演算子が−iℏ∇なので、角運動量の古典的定義が自然に演算子に拡張された。
球座標系
角運動量演算子は球座標系で次のように表現される。
LxLyLz=iℏ(sinϕ∂θ∂+cosϕcotθ∂ϕ∂)=−iℏ(cosϕ∂θ∂−sinϕcotθ∂ϕ∂)=−iℏ∂ϕ∂
はしご演算子
角運動量のはしご演算子は次の通り。
L+:=Lx+iLyL−:=Lx−iLy