n次元ラドン変換
📂トモグラフィn次元ラドン変換
定義
s∈R1、θ∈Sn−1に対して、ラドン変換 R:L2(Rn)→L2(Zn)を次のように定義する。
Rf(s,θ)=x⋅θ=s∫f(x)dx
ここで、Zn:=R1×Sn−1はn+1次元のユニットシリンダーである。
説明
Rf(s,θ)の幾何学的意味は、fを原点からsだけ離れ、θに垂直な全ての点で積分することである。
x⋅(−θ)=−s⟺x⋅θ=s∀x∈Rn
上記の式が成り立つので、ラドン変換は偶関数である。
Rf(−s,−θ)=Rf(s,θ)
別の表現
固定されたθに対して、
Rf(s,θ)=Rθf(s)
θ⊥:={u:u⋅θ=0}とする。それならば、
Rf(s,θ)=θ⊥∫f(sθ+u)du
ディラックのデルタ関数 δについて、
Rf(s,θ)=Rn∫f(x)δ(x⋅θ−s)dx
定理
f∈L1(R)とする。するとRθf(s)∈L1(R)であり、次が成り立つ。
−∞∫∞Rθf(s)ds=Rn∫f(x)dx
証明
Rθf(s)は原点からtだけ離れ、θに垂直な平面でfを積分したものである。これを全てのs∈Rに対して積分すると、fをRnの全ての点で積分したものと同じである。したがって、
−∞∫∞Rθf(s)ds=Rn∫f(x)dx<∞
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