磁性流体の定義
定義

二つ以上の物質が化学的に混ざって均一な混合物を溶液solutionという。コロイドcolloidとは溶液といえるほど小さくはない粒子が溶媒に分散しているが、肉眼では溶媒と容易に区別できないものを指す。
流体力学の文脈では、磁性流体ferrofluidは強い磁性magnetismを帯びたコロイドをいう。
説明 1
磁性流体は導電性流体とは異なる。磁性流体の興味深い性質の一つは、磁場が流体の流れに影響を与えると同時に、流れもまた磁場に影響を与えることである。そういう意味では、研究において導電性流体が再び磁場に与える影響までは関心が向けられない場合が多いようだ。
コロイドという説明からわかるように、ある流体が本質的に磁性を示す必要はなく、混合によって、すなわち磁性を与える物質を添加することで磁性流体になり得る。歴史的にはロケットの燃料が液体であるため磁場によって制御するために研究が始まったとされるが、個人的にはその用途と原理が直感的によく説明される良い例だと考えている。
Altmeyer, S., Hoffmann, C., Leschhorn, A., & Lücke, M. (2010). Influence of homogeneous magnetic fields on the flow of a ferrofluid in the taylor-couette system. Physical Review E—Statistical, Nonlinear, and Soft Matter Physics, 82(1), 016321. https://doi.org/10.1103/PhysRevE.82.016321 ↩︎
