二つの事象が互いに排他的である場合、それらは依存していることを証明する
📂確率論二つの事象が互いに排他的である場合、それらは依存していることを証明する
定理
二つの事象A,Bに対して、B=AcならばP(A∩B)=P(A)P(B)
説明
式を使った証明がなくても、排反ならば独立ではありえないというのは常識だ。一つの事象が起きた時、もう一つが起きないということは、既に影響を与えているということだ。しかし、これを知っているかどうかは、真偽を判断する問題を解く時、非常に大きな違いがある。
証明
二つの事象A,Bに対して、P(A)>0,P(B)>0としよう。この時、二つの事象は互いに排反であるため、P(A∩B)=0が成り立つ。しかし、P(A)>0,P(B)>0であるため、P(A)P(B)>0となり、P(A∩B)=P(A)P(B)が成り立たなければならない。
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