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固有値と固有ベクトル 📂行列代数

固有値と固有ベクトル

定義

正方行列 An×n=(aij)A_{n \times n} = (a_{ij}) が与えられているとする。

  1. AAii 番目の行と jj 番目の行を除いた 行列行列式 MijM_{ij}小行列式minorという。
  2. Cij:=(1)i+jMijC_{ij} := (-1)^{i + j} M_{ij}余因子cofactorという。
  3. 余因子の行列 C=(Cij)C = \left( C_{ij} \right)転置行列 CTC^{T}古典補助行列classical Adjugate matrixと呼び、adj(A)\text{adj} (A) と表す。

説明

余因子が使われる最も広く知られた結果は、間違いなくラプラス展開だ。AdjugateにAdj-がついていることから推測できるように、過去にはこれを単に補助行列adjoint matrixと呼んでいたらしいが、現代では共役転置行列を補助行列と呼ぶことが多いため、それと区別するために 古典補助行列classical Adjoint matrixと呼ぶようだ。

性質

単位行列 II行列式 det\det について、以下が成り立つ。 Aadj(A)=det(A)I A \text{adj} (A) = \det (A) I 特に AA可逆行列であれば、古典補助行列を以下のように表すことができる。 adj(A)=det(A)A1 \text{adj} (A) = \det (A) A^{-1}