"Every" と "Each" の後には必ず単数名詞が来る
文法
EはEveryまたはEachを意味し、Eの後に来る名詞をNとしよう。
Eの後に来るNは単数形でなければならず、“E N"は全体として単数として扱われる。
例文
Every
“結論として、無向グラフの中の全てのカップリング関数は、最初は$x_i$ を最初の引数として、$x_j$ を2番目の引数として呼び出され、逆の順序で一度、合計で二回呼び出されるべきだ。” 1
- everyの後にfunctionsではなく、単数形のfunctionが入る。
- 主語である"every coupling function in an undirected graph"の述語haveが、3人称単数のhasに変わる。
Each
“二つの全域的に連結したレイヤーを持つ多重ネットワーク一つを考える;レイヤー内の各ノードはクラモト振動子によって表される。” 2
- eachの後にnodesではなく、単数形のnodeが入る。
- 主語である"each node in a layer"の述語beが、3人称単数のisに変わる。
解説
Everyは意味上では集団を指すが、文法的にはその集団全体を一つとして扱うため、単数形である。Every studentと言うとき、学生を’一つの’集団として扱い、例えば先生や働き手などと区別されることを意味する。韓国語の考え方に近いのはむしろAllだ。
Eachは続く名詞の各個を一度に言うため、やはり集団を形成するが、文法的にはその各個を見るため、単数形である。Each studentと言うと、複数の学生を言うが、その各個を考えることを意味する。
Lindner. (2021). NetworkDynamics.jl—Composing and simulating complex networks in Julia. https://doi.org/10.1063/5.0051387 ↩︎
Kumar. (2021). Explosive synchronization in interlayer phase-shifted Kuramoto oscillators on multiplex networks. https://doi.org/10.1063/5.0043775 ↩︎