確率過程の自己相似性とハースト指数
📂確率論確率過程の自己相似性とハースト指数
定義
確率過程 {Xt} が全ての a>0 において次の式を満たす場合、H-自己相似H-self-similarと言われる。
Xat=DaHXt
ここで、=D は分布が同じであることを意味し、パラメータ H>0 をハースト指数hurst Indexと呼ぶ。
例
ブラウン運動 Wt を考えると、Wt∼N(0,t) である。例えば、正規分布 N(0,1) に従う確率変数 Z において、aZ∼N(0,a21)のように、分散にかけられた正の数は外に出るときに平方根を取る。したがって、
Wat=DaWt=a1/2Wt
ブラウン運動が1/2-自己相似性を持つと言える。