ジュリアでzfill()を使う方法
概要 1
Pythonでは、zfill()
は文字列クラスのメソッドとして、左側を0で埋める機能を持っている。しかし、Juliaではもっと汎用的で使い勝手の良い組み込み関数としてlpad()
を提供している。zfill()
はゼロで埋めるって意味で、lpad()
は左のパディングって意味だ。
コード
julia> lpad("12", 4, "0")
"0012"
julia> lpad(12, 4, "0")
"0012"
概要での説明を続けると、Juliaでのlpad()
はzfill()
に比べてもっとジェネリックだ。文字列のメソッドではないから、文字列を引数にしても数字を引数にしても、勝手に文字列にして返してくれる。
julia> lpad(12, 4)
" 12"
julia> lpad(12, 4, "_")
"__12"
julia> lpad(12, 4, "_!")
"_!12"
julia> lpad(12, 4, "_?!")
"_?12"
julia> lpad(12, 7, "_?!")
"_?!_?12"
こういう関数を使う一般的な理由は、出力をきれいに整えるためで、必ずしも0が必要だからではない。埋める文字を何も与えなければ、スペースを入れて、キャラクターかストリングを与えれば、上に示したように賢く埋めてくれる。
julia> rpad("left", 6, '0')
"left00"
もちろん、rpad()
関数もある。基本的な機能は同じで、右のパディングという点だけが異なる。
環境
- OS: Windows
- julia: v1.6.0