複素数の極座標表示
定義 1
複素数 は、複素平面 上の点 に対応していて、線分 の長さ と、 軸と線分 が作る反時計回りの角 を通じて、次のように極座標表示polar representationすることができる。 この時、 を引数argumentと呼び、 のように表す。1つの複素数には無数に多くの引数 が対応しているが、慣習上、 を満たすただ1つの唯一の引数を主引数principal argumentと呼び、 のように表す。
説明
- 文献によっては、 を短く とも書く。
- 引数の原語表現は、コンピューター科学では引数などに多く使われている。原書で勉強する立場では、引数という純化が悪いわけではないが、幾何学的な意図が強調されすぎる感じだから可能な限り避けて、そのまま英語の発音をするほうがいい。
Osborne (1999). Complex variables and their applications: p16~17. ↩︎