リーマンゼータ関数のローラン展開の導出
📂関数リーマンゼータ関数のローラン展開の導出
定理
リーマンのゼータ関数ζのローラン展開は以下の通りです。
ζ(s)=s−11+n=0∑∞γnn!(1−s)n,s>1
ここで、γnはn番目のスティルチェス定数stieltjes constantsで、以下のように定義されます。
γn:=m→∞limk=1∑m(k(logk)n−n+1(logm)n)
説明
特に、スティルチェス定数はn=0の時γ0=γで、オイラー・マスケローニ定数です。
この級数展開によれば、ζ(1−s)の残差(Residue)は1です。
導出
ζm(s):=k=1∑m(k−s−1−sm1−s)
ζm(s)を上記のように定義すると、ζ(s)=k∈N∑k−sなので、s>1の時m→∞でζm(s)→ζ(s)です。右側の底と指数をひっくり返して指数関数に関するテイラー展開ex=n=0∑∞n!xnを行うと
=======ζm(s)+0k=1∑m(k−s−1−sm1−s)+(1−s1−1−s1)s−11+k=1∑m[k−s−1−sm1−s−1]s−11+k=1∑m[k1k1−s−1−se(1−s)logm−1]s−11+k=1∑m[k1e(1−s)logk−1−s1+∑n=0∞[(1−s)logm]n+1−1]s−11+n=0∑∞[k=1∑m(k1n![(1−s)logk]n−1−s1(n+1)![(1−s)logm]n+1)]s−11+n=0∑∞[k=1∑m(k1n!(1−s)n[logk]n−(n+1)!(1−s)n[logm]n+1)]s−11+n=0∑∞n!(1−s)n[k=1∑m(k[logk]n−n+1[logm]n+1)]
として、きれいに落ちます。今、s>1の時m→∞を取った場合、次を得ます。
s−11+n=0∑∞γnn!(1−s)n=m→∞limζm(s)=ζ(s)
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