距離空間における最大最小定理
📂距離空間距離空間における最大最小定理
要旨
Xをコンパクトな距離空間、f:X→Rを連続とする。そうしたら、次のようになる。
M=x∈Xsupf(x),m=x∈Xinff(x)
そうすると、
M=f(p),m=f(q)
を満たすq,p∈Xが存在する。つまり、すべてのxに対して、
f(q)≤f(x)≤f(p)
を満たすq,p∈Xが存在する。これを最大最小定理extreme value theoremという。
説明
コンパクトな条件は省略できない。
f(X)がfの最大値、最小値を含むことを保証する定理だ。何の条件もなければ、上限と下限の定義によりM、mがf(X)に含まれる保証はないが、Xがコンパクトで、fが連続であるという仮定によりM,m∈f(X)が成立する。
証明
fがコンパクト空間で連続だから、f(X)はコンパクトである。ユークリッド空間でのコンパクトの同値条件によって、f(X)は閉じていて有界な実数集合である。
補助定理
Eを空でない実数の集合で、上に有界とする。そしてy=supEとする。すると、y∈Eである。また、Eが閉じていれば、y∈Eである。
そうすると、補助定理によって証明完了。
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参考