ヤコビのセータ関数
📂関数ヤコビのセータ関数
定義
次のように定義された関数ϑをヤコビセータ関数jacobi theta functionと呼ぶ。
ϑ(τ):=n∈Z∑e−πn2τ
説明
ヤコビ関数はもともともっと一般的に定義されるが、通常、必要に応じて特別な形を使うことが多い。ここで紹介されたヤコビセータ関数も、正確な意味で全ての文脈をカバーするわけではないことに注意。
次の性質は特にリーマンゼータ関数の研究で中心的に使用される方程式の導出に使用される。
定理
ϑ(τ)=τ1ϑ(τ1)
証明
fを次のように定義すると、
f(n):=e−πn2τ
そして
ϑ(τ)==n∈Z∑e−πn2xn∈Z∑f(n)
ポアソンの和公式:
n∈Z∑f(n)=k∈Z∑f(k)
ポアソンの和公式により、
ϑ(τ)===n∈Z∑f(n)k∈Z∑f(k)k∈Z∑F[e−πτn2](k)
ガウス関数のフーリエ変換:
(Ff)(γ)=F[e−Ax2](γ)=Aπe−Aπ2γ2
x=nであり、A=πτであるガウス関数e−πτn2のフーリエ変換によりγ=kで、
ϑ(τ)====k∈Z∑F[e−πτn2](k)k∈Z∑πτπe−πτπ2k2τ1k∈Z∑e−πk2τ1τ1ϑ(τ1)
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