フーリエ変換としての作用素
📂ルベーグ空間フーリエ変換としての作用素
定義
関数 f のフーリエ変換
f(γ):=∫Rf(x)e−2πixγdx,γ∈R
は、以下の作用素 F としても表される。
(Ff)(γ):=f(γ)
説明
フーリエ変換は解析学全般で広く使用されており、二つの表現 f と Ff は本質的に違いはないが、記号を使用する際のニュアンスが少し異なる。実際の計算や公式、速記に重点を置く場合は f が好まれ、作用素としての性質や演算順序が重要な場合は F が好まれる。
f,g∈L1 としよう。
- a∈R に対して
FTa=E−aF
- b∈R に対して
FEb=TbF
- c=0 に対して
FDc=D1/cF
- コンボリューション:
F(f∗ g)=(Ff⋅Fg)
1~3: Ta,Eb,Dc はトランスレーション、モジュレーション、ディレーションである。
4: ∗ はコンボリューション畳み込みで、⋅ は単に関数の積を意味する。つまり、γ∈R に対して
f∗ g(γ)=f(γ)g(γ)
f,g∈L2 としよう。
ノルム:
∥Ff∥2=∥f∥2
内積:
⟨Ff,Fg⟩=⟨f,g⟩
上記の性質はフーリエ解析で広く知られているものを、作用素論の言葉で再び表わしたものである。
証明
1~4の証明については、こちらを参照。
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関連項目