L2空間における変換、変調、および拡大の交換関係
📂ルベーグ空間L2空間における変換、変調、および拡大の交換関係
定理
全ての a,b∈R と c>0 に対して、Ta,Eb,Dc は以下の関係を持つ。
(TaEbf)(x)=e−2πiba(EbTaf)(x)
(TaDcf)(x)=(DcTa/cf)(x)
(DcEbf)(x)=(Eb/cDcf)(x)
この時、Ta,Eb,Dc はそれぞれ L2 で定義されたトランスレーション、モジュレーション、ダイレーションである。
証明
(1)
(TaEbf)(x)====Ta(e2πibxf(x))e2πib(x−a)f(x−a)e2πib(−a)e2πibxf(x−a)e−2πiba(EbTaf)(x)
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(2)
(TaDcf)(x)====Ta(c1f(cx))c1f(cx−a)c1(Ta/cf)(cx)(DcTa/cf)(x)
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(3)
(DcEbf)(x)=====Dc(e2πibxf(x))c1e2πibx/cf(cx)e2πi(b/c)xc1f(cx)e2πi(b/c)x(Dcf)(x)(Eb/cDcf)(x)
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