ゼルバーグの恒等式の証明
📂整数論ゼルバーグの恒等式の証明
定理
Λ(n)logn+d∣n∑Λ(d)Λ(dn)=d∣n∑μ(d)log2dn
証明
ストラテジー:見た目ほど難しくない。算術関数の微分があれば、非常に簡単に導出できる。
マンゴルト級数:
d∣n∑Λ(d)=logn
算術関数の微分の定義に従って、マンゴルト級数は畳み込みを使って以下のように表すことができる。
Λ∗ u=1⋅logn=ulogn=u′
両辺を微分すると、積の微分法則に従って
Λ’∗ u+Λ∗ u′=u′′
Λ∗ u=u′だったので
Λ’∗ u+Λ∗ (Λ∗ u)=u′′
メビウス関数μは単位関数uの逆関数なので、両辺にμを掛けると
Λ’+Λ2=u′′∗ μ
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