ド・モルガンの法則の証明
📂集合論ド・モルガンの法則の証明
定理
- [1] ド・モルガンの法則:
¬(p∧q)⟺¬p∨¬q¬(p∨q)⟺¬p∧¬q
- [2] ド・モルガンの定理:
(A∪B)c=Ac∩Bc(A∩B)c=Ac∪Bc
説明
ド・モルガンの法則とド・モルガンの定理は、それぞれ命題と集合に関するものだが、実際の会話ではあまり区別されない。法則でも定理でも ド・モルガン- とつけば、否定や補集合を取ると、括弧内の命題や集合と記号が「反転する」と理解されるためだ。
一方で、数学的帰納法によると、以下の一般化はもちろん、インデックスファミリーにまで拡張可能である。
(i=1⋃∞Xi)c=i=1⋂∞(Xi)c(i=1⋂∞Xi)c=i=1⋃∞(Xi)c&(α∈∀⋃Xα)c=α∈∀⋂(Xα)c(α∈∀⋂Xα)c=α∈∀⋃(Xα)c
証明
[1]
真理表で証明する。
パート1. ¬(p∧q)⟺¬p∨¬q

パート2. ¬(p∨q)⟺¬p∧¬q

■
[2]
パート1. (A∪B)c=Ac∩Bc
x∈(A∪B)c⟺⟺⟺⟺⟺¬(x∈A∪B)¬(x∈A∨x∈B)¬(x∈A)∧¬(x∈B)x∈Ac∧x∈Bcx∈(Ac∩Bc)
パート2. (A∩B)c=Ac∪Bc
x∈(A∩B)c⟺⟺⟺⟺⟺¬(x∈A∩B)¬(x∈A∧x∈B)¬(x∈A)∨¬(x∈B)x∈Ac∨x∈Bcx∈(Ac∪Bc)
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