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命題と論理結合子、真理値表 📂集合論

命題と論理結合子、真理値表

定義 1

真か偽かの二つのうちの一つである陳述を 命題 だと言う。命題は真か偽の二つのうちの一つの 真理値truth valueを持つ。二つの命題 ppqq の真理値が同じなら、ppqq は **(論理的に)同値(Logically) equivalent**であると言い、pqp \equiv q のように示される。複合命題を構成する方法として次の記号を 接続詞connectivesと言う:

  1. 否定: ¬\lnot
  2. 論理積: \land
  3. 論理和: \lor
  4. 条件: \to
  5. 双条件: \leftrightarrow

真理表

通常、真は TT で、偽は FF で示される。上記の接続詞は定義による論理値を持つ。命題に接続詞を適用して得られた命題の真理値は、以下のような 真理表 で確認すると便利である:

否定

pp が真ならば ¬p\lnot p は偽で、pp が偽ならば ¬p\lnot p は真である。

20190909\_212645.png

論理積

ppqq が両方真ならば pqp \land q も真であり、それ以外は偽である。一般に、コンピュータ科学などの分野では 00 を偽、00 以外の数を真とみなす。00 でない二つの数 aabb を考えれば a×b=ab0a \times b = ab \ne 0 は真だが、一つでも 00 なら a×b=0a \times b = 0 で偽となる。この意味で、\land は論理’積’と呼ばれる。

20190909\_213141.png

論理和

pp または qq のどちらか一方が真ならば pqp \lor q も真であり、両方が偽の時のみ偽である。論理積と同様に a+b=0a + b = 0 なら偽で、それ以外は真であるため、\lor は論理’和’と言われる。当然 b=a0b = -a \ne 0 なら aabb は両方とも真だけど、a+b=0a+b = 0 が偽でも、細かいことを言わないこと。だから、ただの’和’ではなく’論理和’なのだ。

20190909\_213223.png

条件式

pp が真の時に qq が真ならば pqp \to q も真である。実際の言葉と違って、pp が偽なら、qq が何であれ pqp \to q も真になることに注目。一方、pq¬pqp \to q \equiv \lnot p \lor q で、これは真理表を通して簡単に証明できる。文書の下部を参照せよ。 20190909\_214629.png

双条件式

pqp \to qqpq \to p が両方とも真ならば pqp \leftrightarrow q。式で書くと、(pq)(qp)pq(p \to q) \land (q \to p) \equiv p \leftrightarrow q になる。真理表で見ると、ppqq が同時に真であるか、または同時に偽、すなわち同じ真理値を持つ時、pqp \leftrightarrow q は真となる。 20190909\_214519.png

定理

条件式の論理的同値

pq(¬pq) p \to q \equiv \left( \lnot p \lor q \right)

証明

20190909\_214629.png

否定と論理和の定義により

20190909\_214635.png


  1. 이흥천 역, You-Feng Lin. (2011). 집합론(Set Theory: An Intuitive Approach): p3~21. ↩︎