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マクリオド-リーテスト 📂統計的検定

マクリオド-リーテスト

仮説検証

時系列データリターン {rt}\left\{ r_{t} \right\} が与えられているとする。

  • H0H_{0}: データにはラグ kk のARCH効果は存在しない。
  • H1H_{1}: データにはラグ kk のARCH効果が存在する。

説明

マクリオド・リテストは、与えられたリターンを使用してデータにARCH効果が存在するかどうかを確認する。

2.png

コード

実践

幸いなことに、RではTSAパッケージのMcLeod.Li.test()関数を通じて簡単にテストを行うことができる。この関数にはデータのリターンそのものが入り、以下のようにプロットする。

ml.png

赤破線は有意水準α=0.05\alpha = 0.05を意味し、これら多くのp値がその下にあるという事実は「H0H_{0}: ARCH効果はない」という仮説を棄却するものであり、したがってARCH効果が存在すると考えてもよい。

全コード

library(TSA)
returnize <- function(data) {return(diff(log(data)))}

DAX <- ts(EuStockMarkets[,1],start=1)
r.DAX <- returnize(DAX)

win.graph(6,3)
McLeod.Li.test(y=r.DAX)