原始関数と不定積分
定義
関数 が他の関数 に対して、 を満たす場合、 を の 原始関数antiderivative と呼ぶ。
説明
antiderivative は原始関数、逆導関数などに翻訳される。
与えられた に対して を満たす を求めること、またはそのような 自体を 不定積分indefinite integral という。 の不定積分、あるいは逆導関数は次のように表記する。
定数は微分すると になるため、ある が の不定積分であれば、任意の定数 に対して も の不定積分である。つまり、与えられた関数の不定積分は無数に存在する。したがって不定積分を表現するときは次のように書く。