ジュリアでデバイス名とアカウント名を参照する方法
概要
ジュリアは高性能コンピューティングを志向しているため、一般的なレベルの計算量を遥かに超えて複数のサーバーを使用する可能性が高い。この際、制御、データ転送やログの作成のために各デバイスの固有の名前を参照する必要がある。
コード
デバイス名 gethostname()
julia> gethostname()
"Sick3060"
ホスト名hostnameとはローカルマシンの名前である。接続したユーザーに関係なくリソースを提供しているサーバーの名前が必要なときに使用すれば良い1。
ユーザーネーム Sys.username()
ジュリアバージョン1.11からは Sys.username()
という関数を提供し、以下のようにオペレーティングシステムによって異なる使い方をする必要がない。
Windowsのアカウント名 ENV["USERNAME"]
julia> Sys.iswindows()
true
julia> Sys.islinux()
false
julia> ENV["USERNAME"]
"rmsms"
Windowsでは ENV["USERNAME"]
を通じてアカウント名を参照できる。
julia> ENV["LOGNAME"]
ERROR: KeyError: key "LOGNAME" not found
Linuxのアカウント名 ENV["LOGNAME"]
julia> Sys.iswindows()
false
julia> Sys.islinux()
true
julia> ENV["LOGNAME"]
"rmsms"
Linuxでは ENV["LOGNAME"]
を通じてアカウント名を参照できる。
julia> ENV["USERNAME"]
ERROR: KeyError: key "USERNAME" not found
環境
- OS: Windows
- julia: v1.11.0