局所リプシッツ条件
📂解析学局所リプシッツ条件
定義
EがRnでオープンであり、f:E→Rnとしよう。全てのx0∈Eに対してB(x0;ε)⊂Eを満たすε>0と全てのx,y∈B(x0;ε)に対して∣f(x)−f(y)∣≤K∣x−y∣を満たすK>0が存在するなら、fはEでローカリー・リプシッツlocally Lipshitzと言う。
この場合、以下の関係が成り立つ。
強いリプシッツ条件 ⟹ リプシッツ条件 ⟹ ローカルリプシッツ条件
定理
f∈C1(E)ならば、fはEでローカリー・リプシッツである。
- ユークリッド空間Rnの球は
B(x0;d):={x∈Rn∣∣x0−x∣<d}B[x0;d]:={x∈Rn∣∣x0−x∣≤d}
のように表され、Dは微分作用素である。
証明
Eがオープンなので、与えられたx0∈Eに対してオープンな球B(x0;ε)⊂Eが存在する。f∈C1(E)と言うのはDfが存在するという意味であり、K:=x∈B[x0;2ε]max∥Df(x)∥と置くことができる。
x,y∈B[x0;2ε]に対してu:=y−xとするなら、B[x0;2ε]が凸関数なので全てのs∈[0,1]に対して
x+su∈B[x0;2ε]
関数F:[0,1]→RnをF(s):=f(x+su)のように定義すると
F′(s)=Df(x+su)u
したがって
f(y)−f(x)=F(1)−F(0)=∫01F′(s)ds=∫01Df(x+su)uds
得られた方程式の両辺に絶対値を取ると
≤≤∣f(y)−f(x)∣∫01∣Df(x+su)u∣ds∫01∥Df(x+su)∥∣u∣ds
すると作用素の性質により
≤≤∫01∥Df(x+su)∥∣u∣dsK∣u∣K∣y−x∣
まとめると
∣f(y)−f(x)∣≤K∣y−x∣
従って、fはEでローカリー・リプシッツである。
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