2桁の数で末尾が5である数の累乗を簡単にする
📂レンマ2桁の数で末尾が5である数の累乗を簡単にする
数式

一の位が5の二桁の数の二乗は、上の写真に示されているように、速く簡単に計算することができる。結果だけを知って利用してもいいが、なぜこのようになるのか不思議に思う人もいるだろう。
証明
一の位が5のある二桁の数を10a+5としよう。すると、二乗は次のようになる。
(10a+5)(10a+5)== 100a2+100a+25 100a(a+1)+25
■
説明
上の結果を応用すれば、十の位が同じではない状況でも簡単に計算することができる。

十の位が1だけ違う場合は、25の代わりに75を使い、十の位の乗算では+1の代わりに+2を行うといい。
(10a+5)[10(a+1)+5)]==\100a(a+1)+100a+50+25 100a(a+2)+75
■
これまでに、十の位がnだけ違う時の公式も作ることができると思うだろう。
一の位が5で十の位の差がnの二つの二桁の数の乗算
(10a+5)[10(a+n)+5]== 100a(a+n)+100a+50n+25 100a(a+n+1)+50n+25
■
十の位の数の(小さい数) ✕ (大きい数+1)の結果に100を掛け、25を足し、そして十の位の差だけ50を掛けて足せばいい。難しそうに見えるかもしれないが、実際にやってみると全然難しくない。
25×75の場合では、
2×8=16であるので、
1600+250+25=1875になる。一般的な式を覚える必要もなく、二乗や1だけ違う場合を知っていれば、応用して使うことができる。
例
25×75=25(25+50)=25(25+25×2)=625+625×2=625×3=1875
または
25×75=100×16+50×5+25=1600+250+25=1875