ベルヌーイ微分方程式の解法
📂微分方程式ベルヌーイ微分方程式の解法
定義
下の1階非線形微分方程式をベルヌーイ方程式Bernoulli equationと呼ぶ。
y′+p(x)y=q(x)yn
この時、nは2以上の整数で、n=0, 1の時は線形方程式だ。
説明
ちなみに、ベルヌーイ微分方程式のベルヌーイと、よく知られている流体力学のベルヌーイの原理のベルヌーイは別人だ。ベルヌーイ家は数学、科学に優れた人が多かった家系だから、ベルヌーイの名前がついた公式や定理が多い。もっと詳細が知りたければ、ここを参照するといい。
ベルヌーイ微分方程式は非線形微分方程式だ。非線形方程式を解くのは非常に難しく、少しトリックが必要だ。ベルヌーイ微分方程式を解くトリックは、非線形の式を線形に変換するために置換を利用することだ。
解法
ステップ 1.
私たちが探している解 yは y=0と等しいから、微分方程式の両辺を ynで割ると
y−ny′+py1−n=q
ステップ 2.
u≡y1−nと置換しよう。すると
dxdu=(1−n)y−ndxdy⟹1−n1dxdu=y−ndxdy
与えられた微分方程式に代入すると
⟹1−n1dxdu+pu=qu′+(1−n)pu=(1−n)q
ステップ 3.
これは、与えられた微分方程式が1階線形微分方程式になったので、uの一般解を求める。その後、u=y1−nを代入すると、最終的にyの一般解を求めることができる。
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例題
微分方程式 y′=Py−Qy2を解け。
与えられた微分方程式は、n=2の場合のベルヌーイ微分方程式だ。両辺に−y−2を掛けて整理すると
−y−2y′+Py−1=Q
微分方程式を解くために、u=y1−n=y−1で置換すると
dxdu=−y−2dxdy
微分方程式に代入すると、下の式が得られる。
dxdu+Pu=Q
1階微分方程式の解法でuを求めると
u=e−∫Pdx[∫e∫PdxQdx+C]=e−Px[∫ePxQdx+C]=e−PxPQePx+Ce−Px=PQ+Ce−Px
u=y−1だから、最終的にyを求めると
y=u−1=PQ+Ce−Px1
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