三角関数による等角写像
📂複素解析三角関数による等角写像
定理
等角写像 w=f(z)=sinzは垂直線 y=k を楕円へ、水平線 x=k を双曲線へ対応させる。
証明
z=x+iyw=u+ivとすると
u=sinxcoshyv=cosxsinhyである。y=k とすると
cosh2ku2=sin2xsinh2kv2=cos2x。
両辺を足すと
cosh2ku2+sinh2kv2=1、
すなわち楕円の方程式になる。x=k とすると
sin2ku2=cosh2ycos2kv2=sinh2y。
両辺を引くと
sin2ku2−cos2kv2=1、
すなわち双曲線の方程式になる。
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