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第2標準形式とヴィンガルテンマップの関係 📂幾何学

第2標準形式とヴィンガルテンマップの関係

定理1

曲面上の点ppに対してX,YTpM\mathbf{X}, \mathbf{Y} \in T_{p}M接ベクトルとしよう。すると、以下が成り立つ。

II(X,Y)=L(X),Y=X,L(Y) II(\mathbf{X}, \mathbf{Y}) = \left\langle L(\mathbf{X}), \mathbf{Y} \right\rangle = \left\langle \mathbf{X}, L(\mathbf{Y}) \right\rangle

ここで、LLヴァインガルテンマップである。

説明

つまり、ヴァインガルテンマップLL自己共役self-adjoint, symmetricな線形変換である。

証明

ヴァインガルテンマップの性質

Llk=iLikgil{L^{l}}_{k} = \sum \limits_{i} L_{ik}g^{il}と定義すると、以下が成り立つ。

L(xk)=lLlkxlL(\mathbf{x}_{k}) = \sum_{l} {L^{l}}_{k}\mathbf{x}_{l}

ここで、LijL_{ij}第二基本形式の係数[gil][g^{il}]第一基本形式係数行列の逆行列である。

X=Xixi,Y=Yjxj\mathbf{X} = X^{i}\mathbf{x}_{i}, \mathbf{Y} = Y^{j}\mathbf{x}_{j}としよう。すると、ヴァインガルテンマップの性質により、以下が成り立つ。アインシュタインの記法を使用すると、

L(X),Y= XiLlixl,Yjxj= XiYjLlixl,xj= XiYjLliglj= XiYjLkigklglj= XiYjLkiδjk= XiYjLji= II(X,Y) \begin{align*} \left\langle L(\mathbf{X}) , \mathbf{Y} \right\rangle =&\ \left\langle X^{i}{L^{l}}_{i}\mathbf{x}_{l}, Y^{j}\mathbf{x}_{j} \right\rangle \\ =&\ X^{i}Y^{j}{L^{l}}_{i} \left\langle \mathbf{x}_{l}, \mathbf{x}_{j} \right\rangle \\ =&\ X^{i}Y^{j}{L^{l}}_{i} g_{lj} \\ =&\ X^{i}Y^{j}L_{ki}g^{kl} g_{lj} \\ =&\ X^{i}Y^{j}L_{ki}\delta_{j}^{k} \\ =&\ X^{i}Y^{j}L_{ji} \\ =&\ II(\mathbf{X}, \mathbf{Y}) \end{align*}

X,L(Y)\left\langle \mathbf{X}, L(\mathbf{Y}) \right\rangleについても同様の方法で同じ結果を得る。


  1. Richard S. Millman and George D. Parker, Elements of Differential Geometry (1977), p127 ↩︎