LaTeXにおける\mathrm、\text、\operatornameの違い
📂論文作成LaTeXにおける\mathrm、\text、\operatornameの違い
\mathrm, \text
code1
sin(mathrm)sin(text)basic font: abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
デフォルト設定を見ると、\mathrm と \text のレンダリングには違いがないように見える。それは、デフォルトのフォントが \mathrm と全く同じだからだ。\mathrm は正確にローマン体でレンダリングされ、\text は設定されたフォントに従う。だからフォントを変えると、レンダリングの結果は次のようになる。
sin(mathrm)sin(text)basic font: abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
\operatorname
\mathrm と \text は '文字' をレンダリングするもので、\operatorname はその名の通り、オペレーターとして見えるようにレンダリングするものだ。例として、サイン関数を4つの方法でレンダリングすると次のようになる。
code2
asinx(mathrm)asinx(text)asinx(operatorname)asinx(sin)
\mathrm, \text の場合、asinx か a sin x かの区別がつかないが、\operatorname の場合、sin の部分がオペレーターを意味することがわかりやすい。
\operatorname*
後ろに ∗ を追加すると、インラインモードでは差はないが、ディスプレイモードでは添字が上下に移動する。
code3
ProjabProjab( inline mode)
ProjabaProjb( display mode)