微分幾何学における回転面
定義1
$z$を与えられた軸の変数とし、$r>0$を$z-$軸からの距離とする。そうすると、下の図のような$rz-$平面上の曲線$\alpha$を考えることができる。
下の図のように、曲線$\alpha$を$z-$軸に対して回転させて得られた曲面を回転面surface of revolutionと呼ぶ。
回転面は次のように表される。
$$ \mathbf{x}(t, \theta) = \left( r(t)\cos \theta, r(t)\sin \theta, z(t) \right) $$
回転面の$t-$パラメトリック曲線を子午線meridian, 자오선と呼び、$\theta-$パラメトリック曲線を緯度線circle of latitude, parallelと呼ぶ。
説明
回転体と呼んでもコミュニケーションに大きな問題はないが、内部が空だから、厳密には回転体solid of revolutionではない。
すべての子午線は測地線である。これとは異なり、緯度線が測地線になるためにはいくつかの条件が必要である。
定理
曲線$\alpha (t) = \left( r(t), z(t) \right)$が正則曲線であり、一対一である場合、$\alpha$によって形成された回転面$\mathbf{x}(t, \theta) = \left( r(t)\cos \theta, r(t)\sin \theta, z(t) \right)$は単純曲面である。この時$\theta$の条件は$-\pi \lt \theta \lt \pi$である。
Richard S. Millman and George D. Parker, Elements of Differential Geometry (1977), p86-87 ↩︎