確率過程の遷移確率
📂確率論確率過程の遷移確率
定義
状態空間が可算集合の確率過程 {Xt} が与えられているとする。
- 二つの時点 t1<t2 に対して、遷移確率 pij(t1,t2) を次のように定義する。
pij(t1,t2):=P(Xt2=j∣Xt1=i)
この時、(現在の)状態を意味する i をソースステート、目的状態を意味する j をターゲットステートという。特に離散的確率過程 {Xt}t∈N において t1=n∈N かつ t2=n+k∈N の場合、その遷移確率は次のように簡単に示されることもある。
pij(k):=pij:=P(n+k=j∣Xn=i)pij(1) - 時点に関わらず、遷移確率が区間 Δt=t2−t1 にのみ依存している場合、つまり、以下の条件を満たす場合は定常あるいは同質の遷移確率という。
pij(Δt):=(Xt2−t1=j∣X0=i)
- 定常遷移確率に対して、次のように定義された行列関数 P(t) と P(k) を遷移確率行列という。
(P(t))ij:=(P(k))ij:=(pij(t))(pij(k))
- 連続的確率過程の遷移確率行列 P(t) が微分可能な行列関数であるとする。次のように定義された行列
Q:=P’(0)
を微分素行列といい、その成分 (Q)ij を遷移率という。
参照